「澎湖を思い出し、感じる旅」第4天(2023/1/20)

11時起床が板についてきた。

まずはおなじみ正典小吃で腹ごしらえ。

日本では滷肉飯と言われている代物。南部では基本的には肉燥飯と言います。
滷肉飯と控肉飯と肉燥飯の定義が地域で違うので何が正解ってのはないんだろうけど、少なくとも澎湖と台南ではこういったご飯は肉燥飯って言うイメージ。
前に澎湖に来てた日本人が「にくあやつるめし」って言ってて爆笑してしまった。
カタカナで言うならロウザオファンですね。

俺からしたら、初台湾で澎湖だったので、ロウザオファンの方が自然で、日本でルーローファンって言ってるけどロウザオファンやろワレって心の中では思ってますよ。

で、こちらは胡椒大量かけて、上に正典小吃の特製辣椒を乗せて、最強状態にしてある。

この辣椒は日持ちしないから、本当は日本に持ち帰りたいがそれができないのが残念だ。

そして、野菜スープに、小菜はまたおまけで付けてくれた。

で、食ってる最中にお茶を買ってきてくれた。水持ってきて置いてるにもかかわらず。

本当にもてなしが好きな人たちで、こちらも感謝。

懐かしいティシュー。
美容室の宣伝のティシューですが、10年前からこのスタイルで、これも懐かしさを覚える。

お腹を満たした後は、近所の廟、靈光殿へ。

知り合いのおばちゃんが管理してるんだけど、今日はいなかったな。

元宵節の活動があるのを昨日FBで知ったので、来てみたらちゃんと貼ってあった。
運が良ければ虎爺のクッションもらえるので元宵節は遊びに来よう。

元宵節はいろんな廟がイベントやるので、どこいこうか悩んでしまうよ。
一番遠くで片道50分くらいかかるから、無駄なく動けるよう計画立てておかないとな。

今日は、澎南の東側の地域を攻めようと思っていたので、まずは鐵線から。

清水宮は、清水という名の通り清水祖師を祀るお廟で、夏場に手を合わせに行ったらめっちゃ蚊にさされた記憶がある。思い出トーク。

近くにあるBBQやってるおっさんが、顔もテンションも竹中直人に似てて一緒に行った人たちと笑ってたのが懐かしい。あのおっさんは元気かなあ。

さらに南下して山水へ。

すでに元宵節の準備中。

廟というのは数十年~数百年など、老朽化や神の思し召しにより建て替えが行われる。
この廟は、初めて澎湖に来た2013には前の建物であったが、それ以降しばらく建て替えが行われており、建物自体が完成したときはすでにコロナ禍で澎湖に来れなくなっていたため、神様には何度も手を合わせたことはあるが、この廟になってからは初めての参拝となる。

この黒~紺色の屋根って澎湖の他の廟ではほぼ見かけないので、珍しいのと、色の使い方が絶妙だと思いませんか。

そして、山水には砂浜があります。
やっと、澎湖の砂浜来たなって感じですね。

まあ言ってしまえば、沖縄とそこまで差はない。
逆に言えば、沖縄の海に行ったときに、ああー見覚えあるわー。って感じだった。

どちらも美しいです。天気良ければもっときれい。沖縄も同じく。
寒くなければしばらく海辺でぼーっとしてたい感じ。

風に乗って砂が顔面を攻撃してくるので、早々に退散。

このでっぱりの部分も前はなかったと思うのでマイチェン案件ですね。

海沿いの崖を風に煽られながら走る。

真上に飛行機。

この鎖港~烏崁あたりは真上を飛行機が飛ぶので携帯でもいい感じの写真が撮れる。
それぐらい近くを飛ぶ。

烏崁なんて空港のほぼ隣なので、音もすごいが、飛行機自体22時以降とかには飛ばないのでまあ騒音問題にはならないのだろう。
今の季節は北東風が吹き続けるのでもっぱらこの鎖港~烏崁方向からの着陸となる。

飛行機が落ちたことは一度あるが、それは反対側の西溪地区で、夏の台風の時期。
そのころは長期滞在していたが、ちょうどなぜかその時だけ日本に帰っていたため日本のテレビで知ってる風景を目の当たりにすることになって不思議な気分だった。
あの当時は澎湖の存在知ってる人なんて一握りだった、もちろん今もだが何度か日本の旅番組で取り上げられたことがあるため知ってる人も増えたはず。コロナ前は日本人観光客もまあまあ来ていたし。

そういえば、先ほどの靈光殿の中の彫刻を作った職人が、その墜落事故で亡くなられたらしい。そんな話を廟のおばちゃんに聞いたような気がする。

なんかいろいろ思い出してきたな。

おじさん!

久しぶりのおじさんと再会!

正式にはおじさんでなく、紫微大帝という位の高い神様である。

ずっと澎湖の海を見守り続けていた。

今日もたくさん魚が水揚げされていた。

こんな強風でも船が安全に航行できるのは紫微大帝のおかげである。

廟の中には早くも米龜が。

澎湖の旧正月ですねえ。

売ってないと思ってたらこんなところに大量にあったし。

みんなで澎湖の海を守りましょーねー。

そして鎖港にはもう一つ大事な大事な北極殿が。

ここも、なにげにできてから、すぐに澎湖離れた記憶があるので来るのは3~4回目くらいかなあ。

鎖港には、牛肉麵の店やちまきを売っている金鎖港という店があるが、今回はタイミングがあったら食べに行こう。

道すがらファンシーな7-11を発見。サンリオとコラボ。
内装もファンシー。澎湖にこんな7-11ができたなんて!

というか、今回来て思ったのは、コンビニめっちゃ増えた。増えすぎだろうってくらい。

ほんとに増えすぎて、どこに増えたのか把握しきれないくらいである。

次回本を増補するときに、google先生の力を借りないと無理かもしれない。

そんなこんなで、郊外で一番お世話になっている烏崁に向かう。

やっと来れた、烏崁靖海宮。

2015に二度目の来澎をしてから、燈光秀や、王船のとき、元宵節、武轎踩街などなど何かと関わりのあった場所。

かつて2階建ての高さの電飾神輿を担がせてもらったこともある。

最近、廟の代表が馬公市長に当選して、さらに勢いを増すであろう地域。

先方は忙しいかと思うが、今回の旅の期間中に一度でも会えればいいなと思っている。

帰り際、澎湖のパンフレットを漁りに澎管處へ。

謎のマスコット。多分「漁翁島燈塔ちゃん」って名前に違いない。知らんけど。

パンフレット漁ってたら受付に、日本人か?って尋ねられて、いろいろの澎湖の話して、
そしたら澎湖のPRビデオあるけど見る?って流れになり半強制的に見させられて見せてもらって、まあいいかという感じで帰ってきた。

帰り際に、ふとこの3日間くらい会えてない友達の店をチラッとのぞいたら本人がいたので、尋ねてきた。

菲菲檸檬は、ガチでレモンのパンチが効いたドリンクを提供してくれる。

一日のビタミンCは多分この一杯で充分に取れるであろう。

店長は日本語勉強してて、日本人が行くと喜んでくれるし、俺とも基本は中国語で話すが日本語もたまに織り交ぜてくる。

旧正月初日にタイミング合ったら遊びに行こうという話になった。

そうこうしているうちに夕食の時間に。

観光客に人気の店、馬路益。ここの花枝排飯は時々食べたくなるのだ。
付け合わせのこの泡菜とあまり味が合ってないのも特徴。(これはずっと疑問)
そして安定の蚵仔(牡蠣)スープ。

この店にバンド仲間と2016に来た時に壁に書いた落書きがまだ残ってたゾ

サイン書けって言われて、サインないしただ名前書いたんだっけな。当時自分がいたことの証明ですね。こういうの残ってるのは嬉しい。

馬路益は臭豆腐を提供しており、一帯は臭いが立ち込めている。
味は至って普通の揚げた臭豆腐って感じなので、自分はここで食べるよりも京華牛肉麵という店の黃金臭豆腐をもっぱら食べる。こちらの店は行く機会があったらまた書きたい。

そして、向かいは北甲北辰宮という廟。

こちらにもしっかり挨拶してこの場を後にする。

北甲行ったら、東甲にも行っておこうねということで、東甲北極殿にやってきた。

こちらもやはり北極殿。割合多いと思いませんか。

あとは、南甲があるが、こちらはまた別の日に手を合わせに行こうと思う。

なにげに一番有名な天后宮もまだ行ってないので、旧正月のどこかでお参り出来たらと思う。

帰りに茶專に寄る。こちらも知り合いがいるのだが今日もいなかった。奥にいるのかな。
とりあえず買うだけ買って帰ろう。

今日は結構回れたと思うし、そんなに寒くなかった。

体が慣れたのか、それかもともとやっぱり澎湖ってこれくらいの温度で、最近は特別寒かったんじゃないかと思う。

明日明後日も同じくらいの天気みたいなので、澎南の西側行こうか、湖西行こうか、それとももう西嶼まで行ってしまおうか、など思い出巡り+αはまだまだ続くのである。

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